小児科には何歳まで通院できるのですか?
一般的には中学生から高校生までとされていますが、特に決まりはございません。一次診療機関として窓口になり、専門医を紹介することも可能です。小児科というよりホームドクターとして、ご家族全員をしっかりサポートします。
子どもが発熱した場合の、正しい対応ついて教えてください。
熱はあっても手足が冷たく、寒気があるうちは温めてください。熱が高く手足も熱いときは、首や脇の下、足の付け根を冷たいタオルや氷のうを添えると、血液が冷えやすくて効果的です。ただし、お子さまが嫌がるようであれば、無理に冷やす必要はありません。市販の冷却シートは、貼ることで気分が良くなるようでしたら、使ってもよいでしょう。
受診する時に何を持っていけばいいの?
1.母子手帳、保険証、診察券、こども医療費受給資格証 2.お薬を服用している場合は、おくすり手帳 3.熱のある方は、メモや熱型表など 4.便がおかしい方はオムツごと便を 5.診察室でみられないような症状は動画や画像を(デジカメや携帯でかまいません) 6.哺乳びん(お湯はご用意しております)や換えのオムツ、お気に入りのおもちゃなど
夜尿がなおりません。どうしたらよいでしょうか?
当院は、夜尿症治療に積極的に取り組んでいます。現在、日本における小中学生の約80万人(推定)が夜尿症に悩んでいます。悩んでばかりいずに一度気軽にご相談ください。夜尿に対する誤った理解を正し、治療に対して早期介入することで治癒率が向上します。治療には生活習慣の改善、薬物療法、アラーム療法などがあります。あせらず、怒らず、起こさずに取り組んでいきましょう!
経験していない伝染病があるので、通院が心配です。
当院では消毒と換気を徹底しているほか、「感染予防室」2室を備え、専用の出入口もございます。それでもさらにご心配であれば、お車でお待ちください。順番が来たらお呼びします。
予防接種を初めて受けようと思っているのですが?
まずはカウンセリングをお受けください。月に1回、医師による予防接種説明会を行っております。また、看護師による説明は随時承っております。患者さまによって病歴も異なりますし、厚生省の要項も頻繁に変更されていますので、適切な「接種カレンダー」を作成いたします。お子さまが対象となる場合は、生後2カ月から始めることが可能です。妊娠中の動ける時期から準備をしておくと万全でしょう。
予防接種をした後、気を付けることは?
接種後、重篤な副反応であるアナフィラキシーが生じないかどうか確認するため、原則として30分は院内で待機していただいております。帰宅後は、激しい運動は控えていただきますが、入浴等の制限はありません。
風邪のときに抗生物質は処方されますか?
風邪とは、主にウイルス感染による上気道炎のことをいいます。基本的にウイルスに抗生物質は無効ですので、処方する必要はありません。ただし、特定の菌(溶連菌やマイコプラズマ)などによる扁桃炎や気管支・肺炎にはしかるべき抗生物質が必要です。
喘息と言われました。ずっと治らないのですか?
小児の気管支喘息の多くは、ダニやホコリなどに対してアレルギー体質があることが関与しています。この体質は残りますが、適切な治療・予防により発作を起こすことが少なくなり、成長と共に改善することが多いです。