2014.01.29更新
本年も本格的なインフルエンザの流行がやってきました

。ヒトに感染するインフルエンザにはA・B型があります。さらにA型には季節性の香港型(H3N2)、2009年に世界的に大流行した新型(H1N1)がふくまれます。
国立感染症研究所の調査によると、今季のインフルエンザは当初、A香港型が最も多く検出されていましたが、2014年に入りH1N1型が全体のおよそ4割まで急速に増え最も流行しています。さらに今回は、抗インフルエンザ薬「タミフル」(錠剤)や「ラピアクタ」(点滴)が効きにくい「耐性ウイルス」が見つかっているようです。今のところ、吸入タイプの抗インフルエンザ薬「リレンザ」や「イナビル」であれば効果があるようです。
クリニック周辺では、A・B型ともに流行しています。それぞれの抗原性が異なるため、同じシーズン内にAとB両方感染するケースもみられます。
診断に関して、従来の検査キットでは、発熱から半日以上経過しないと感染していても陽性反応がでないこともありましたが、当院では昨シーズンからフジフィルムのドライケムという検査機器(TVでもCM中!)を導入しているため、発熱当日でも早めに検査を行っております。
2月にかけて流行のピークを迎えると思われますので手洗い、うがい、マスク着用など、できるだけ予防するよう御心がけください。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.12.25更新
連日、多くの方がウイルス性胃腸炎

やRSウイルス、ちらほらインフルエンザなどの流行もみられ、いよいよ冬本番!

って感じです。
予約システムの都合上、やむを得ず患者様の制限をさせて頂く場合があり、大変ご迷惑をおかけしております

。
当院かかりつけの患者様で、急を要する場合などは、できるだけご相談ください。
スタッフ一同、全力で患者さま方のご期待にそえるよう努力して参ります。

かざりつけは、殆どスタッフ自作です!
昨日は診療終了後、深夜までかかってツリー

の片付けや清掃を行ってくれたスタッフに感謝です。
どうもありがとう。
メリークリスマス

&少し早めに良いお年を!
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.11.09更新
最近、多くの有名百貨店やホテルなどのレストランや食品店

での「誤表示」問題が注目されています。例えば、ブラックタイガーが車エビ、中国産ウナギ→国産ウナギなど、明らかに仕入れ値が安い物を高級なイメージをつけて高く販売し利益を得ていたのですから、これは紛れもなく「誤表示」ならぬ「偽装」に違いないと思います。これに対する各ホテル

や百貨店

側の釈明には、一消費者として全く納得ができません

。
さらに、成型肉(細かいくず肉や内臓肉を軟化剤で柔らかくして結着剤で固め、形状を整えた食肉)を「ステーキ」や単に「和牛」と表示しているような場合、添加物に小麦

や牛乳アレルギーに関係するカゼインが含まれる場合があり、アレルギーがある人が知らずに食べて症状が出る可能性もあるわけです。このような事例からも外食産業はメニューのアレルギー表示を徹底すべきだし、国も厳しく規制する必要があると思います。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.10.23更新
久々にブログ更新です。
10月20日は新小山市民病院

ふれあいまつりにて「

食物アレルギー

」についてお話をしてきました。
当日は大雨の中

、たくさんの方々にお集まり頂きありがとうございました。
食物アレルギーに対して多くの方がご興味をお持ちであることに驚きました

。
このところ、天候も不安定



で一気に寒くなりました。かぜや喘息の方が増えています。
特にRSウイルスの流行も目立ちます。特に乳幼児の方はお気をつけください。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.ohkiclinic.com/sickness/#a19
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.08.14更新
本日は水曜日のためお休みをいただき申し訳ございませんでした。
子供たちと姪と楽しい(?)時を過ごすことができました。
明日からは通常通り診療いたします。
手足口病やヘルパンギーナが流行っています。お気を付けください。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.08.03更新
ここのところ、手足口病


やヘルパンギーナといった夏かぜ

がとても流行しています。
どちらも「エンテロウイルス属」というグループのウイルス(コクサッキーウイルス、エンテロウイルスなど)に感染し、数日の潜伏期間を経て発症します。ウイルスを吸いこんだり(飛沫感染)、糞便中のウイルスを触ったりして(経口感染)うつります。
ヘルパンギーナは高熱となることが多く、のどの奥や口の中に水疱や潰瘍ができてとても痛みます

。
手足口病の場合、熱は様々ですが、口の中や周りのほかに手足やおしりなどにも水疱や発疹ができます。
いずれもいわゆる「夏かぜ」なので、特別な薬を必要とせずに自然に治ります。しかし、口やのどの痛みから水分も摂れなくなることがあるため、その点に要注意です。また、まれに髄膜炎などを合併することがあるので、症状が続く時は受診してください。発疹などの症状が治まったあとも、3週間から1か月ほどウイルスは便の中に含まれ、体から出続けます。このことが感染をさらに拡大させる原因にもなるため、手洗いやうがいを積極的に行い予防してください。登園に関しては、麻疹や水ぼうそうと違って、「出席停止」ではないので、絶対行っては行けない病気ではありません。それぞれご家庭や園の事情がありますので、児本人の体調を考慮しながら、個人的にご相談ください。

手足口病の患者さん(掲載は承諾を得ています)。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.07.31更新
校医をしている間々田小学校の学校保健食育委員会で、アレルギーの話とエピペンの講習を行ってきました。
エピペンⓇは、食物アレルギーなどによるアナフィラキシーショック時に早急に注射して治療する薬剤です。
昨年12月に乳製品のアレルギーをもつ小学生がチーズ入りチヂミを食べて亡くなった事故を受け日本小児アレルギー学会が「アナフィラキシー対応ワーキンググループ」をスタートし、先週以下のようなエピペンの適応をだしたばかりで、とってもタイムリーな話題でした。
校長先生はじめ、皆さん熱心に聞いていただきありがとうございました。
日本小児アレルギー学会ホームページ
http://www.jspaci.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=26
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.07.30更新
7月28日 第170回栃木県小児科医会ゴルフコンペ

に参加してきました。
第170回ってすごい歴史です(昭和40年代からやっている・・)。この1年は私が幹事を担当してきました。
場所は矢板のロペ倶楽部で9名の先生方が参加されました。幸い天候にも恵まれ

穏やかな雰囲気で楽しくプレーできました。
で、結果は・・・スコアは内緒ですが、9名中7位でした

。まあ、いつも通りの出来ですが、とにかく怪我無く楽しくできてよかったよかった。参加された先生方、大変お疲れさまでした。

左から、安藤先生、吉原先生、大木、粕谷さん
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.07.02更新
七夕の季節が来ました。今年も院内に七夕の飾りをしています。短冊には患者様やご家族の皆様の色々なねがいが込められています。ちょっと笑えるものから、涙があふれるものまで様々です。
来院された際にはぜひ願い事を!
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.06.18更新
今年4月から定期接種となった子宮頸がんワクチンについて、厚生労働省は積極的勧奨の一時的な差し控えをすることが決まりました。即ち、中止ではなく「子宮頸がんワクチンの接種を積極的には推奨しませんが、本人(保護者)が有効性とリスクを理解した上で希望があれば、定期接種として接種はできますよ」というなんともはっきりとしない決定です。
昨年より、このワクチン接種直後に接種直後の痛みによる失神症例が多く報告され、注意が促されていましたが、今回の決定に至った要因は、「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」という副作用が十分に把握評価できていないためで、今回の決定は調査の結果がでるまでは積極的に接種することをお勧めしないというものす。
CRPSは、外傷(骨折・打撲・捻挫・注射など)をきっかけとして、慢性的な痛みが起き、それに加えて、局所のむくみ、皮膚温度の異常、発汗異常などの症状を伴うことがあります。手足を動かせなくなったり、もともとの外傷を受けた部位だけでなくて、全身に広がって行く事もあるようです。子宮頸がんワクチンのみに関連した疾患ではなく、他の原因でも起こりうるものですが、この病気自体の全体像が把握されておらず、診断できる医師も非常に限られているのが現状です。子宮頸がんワクチン接種での発症が他の要因以上に多いのかなどはっきりしたことはわかりません。日本より先に、接種が導入された諸外国でもCRPSの報告がありますが、接種が中止になった国は今のところないようです。
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンは、2009年12月にサーバリックス、2011年8月にガーダシルが発売され、今年3月末までに推計328万人に接種されています。そのうちCRPSと思われる報告は43人とのこと。一方、子宮頸かんはおよそ年間9000人が発症し、年間2700人が死亡しています。ワクチンで、子宮頸がんを100%予防できる訳ではありませんが、ワクチンで予防できる16型・18型ウイルスは日本の子宮頸がんの原因の6割程度と言われており、子宮頸がん発症のリスクを6割は減らせることになります。
当然ながら接種したら安心しないで、成人後は子宮頸がん健診を受けることも忘れてはなりません。
100%安全なワクチンなど存在しませんが、しばらく厚労省の調査結果による判定を待つことになるのだと思います。しかし、現実的には、接種をされる方は極めて少ないでしょう。子宮頸がんワクチン接種を希望される方および保護者の方には現状をしっかり説明していきたいと思います。
投稿者: おおきこどもクリニック