2013.03.17更新
最近、花粉症の低年齢化が言われていますが、今年は特にそれを感じています。
2~3歳の幼児でも明らかにスギ花粉症と思われる患者さまが多くいます。
小児の花粉症診断とその対策に重要なのは、保護者の観察

です。
見逃しやすい小児の花粉症の症状・しぐさには
・鼻や目をこすることによる目の下のくま、皮膚の赤みや鼻出血
・鼻をすする、目鼻をこする、まばたきが増える

、口呼吸をしている
などがあります。しっかり観察して、疑わしい場合は受診して

はやめに治療してあげましょうね。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.07更新
今年もスギ花粉の最盛期がやってまいりました。最近では天気予報

に必ず花粉情報が取り上げられますし、ネットで調べれば様々な詳細情報が得られ便利になりました。今年は予想通り大変に多く飛散しており、花粉症の方にはとっても辛いシーズンです

。
ところで、花粉症の人に「
口腔アレルギー症候群、oral allergy syndrome: 以下OAS」が多いのをご存知ですか?
OASとは、果物

や野菜などが、口腔粘膜を刺激しアレルギーが生じるもので、症状としては、食べた後に口やのどの奥がかゆくなったり、イガイガしたり、口唇が腫れたりします

。花粉と果物などの植物性アレルゲンの抗原が似ているため、花粉症の人に多いのです。例えば、シラカンバ系の花粉とリンゴ

やモモ、ナシなどのバラ科の植物、スギ花粉とトマト、イネ科の花粉とメロン、トマト、スイカなどが知られています。まれですが、アナフィラキシー(血圧が下がり、ショック状態になること)もあり得ますのでご注意を

。
花粉症の方で心当たりがある方は一度調べてみてはいかがでしょうか?
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.02.20更新
昨年から、おもに成人の風疹の流行が全国的に続いています。
風疹(ふうしん)とは、かつて3日はしかともいわれていました。。潜伏期間は感染から2~3週間で、主な症状としては、発熱、全身の発疹、くびや耳の後ろのリンパ節の腫れなど。一度感染するか、予防接種によって免疫ができれば感染しません。
最も注意すべきは、妊娠初期の女性が感染すると、胎児に白内障や難聴などが現れる「先天性風疹症候群」になる恐れがあります。
現在、1歳すぎるとMR(麻しん風しん)ワクチン(Ⅰ期)、就学前の年長さんの時期にMRワクチン(Ⅱ期)の接種が義務付けられています。
成人,特に小さな赤ちゃんの子育て世代の男性に流行があるのは、1994年以前は定期予防接種の対象が中学生女子に限られていたためで、特に79~87年生まれ(25~33歳)の男性は、制度の移行期で接種率が低かったことに起因するようです。
かかっている人が自覚なく職場などに出向き、うつしてしまうことは多いため不安な方は、母子手帳で接種の有無を確認したり、抗体検査を受けたりし、予防が必要な方はぜひ、予防接種を受けてください

。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.02.18更新
おおきこどもクリニックは、栃木ウーヴァFC

を応援しています!
昨シーズンは辛くもJFL残留を維持した栃木ウーヴァですが、今年はチームを一新し、新たな目標に向けて始動したようです。
2月17日に2013年度のキックオフイベントに参加してきました。

多田新監督、小林キャプテンのあいさつの後に、各選手の紹介がありました。
どの選手からもやる気に満ちたメッセージをいただき、とても熱いものを感じました。
がんばれ栃木ウーヴァ! 期待しています。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.01.24更新
1月20日(日)にお茶の水で自治医大小児科の同門会が行われ、出席してきました。自治医大在籍中にお世話になった大先輩方や、現在も大学で頑張っている後輩たち、懐かしい顔にたくさん出会い、昔話に花が咲きました。みなさん若干お年を召されたようですが(失礼)、お元気にそれぞれの場で活躍されているようです。しかし、かつての恩師に会うと、今でも大変緊張しますね。特に桃井真里子教授のまえでは背筋がピシッとしてしまいます。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.01.14更新
インフルエンザ特に現在はA香港型が流行しております。
「うちの子はワクチンを打ったのに罹ってしまった

」
「だったら、ワクチンしなければよかった

」
などとお叱りをうけることが多々ございます。
そこで、インフルエンザワクチンについて触れたいと思います。
予防効果はほかのワクチンと比べてそれほど高くなく、子どもの場合、A型では予防効果があるのは30~50%程度*で、B型や1歳未満ではさらに効果が低くなります。
しかし、インフルエンザワクチンは発病予防だけでなく、重症化予防として接種することをおすすめします。ワクチン接種によって発病や重症化が予防できるケースが多いようです。
2011年シーズンから、ワクチンの接種量が変更となり、WHO(世界保健機関)の標準量を接種することとなり、予防効果の向上が期待できます。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.01.07更新
「自閉症」は、発達障害の一つです。特徴として
1.社会性の発達の障害(大声で騒いだり走り回りして静かにできない)
2.コミュニケーション障害(他人のものを勝手に取ったりする)
3.想像力の障害とそれに基づく行動の障害(相手が何を考えているかという考えが及ばない)
知的障害を伴うことが多いが、伴わない場合もある(その場合を特に高機能自閉症と呼ぶ。アスペルガー症候群など)。
重度は1000人に3人、軽度も含めると100人に1人以上いるといわれています。これまで原因は不明で、療育論もまだ確立されていません。
そこで、最近、自治医大の桃井真里子主任教授(小児科学)の研究チームは、脳内の神経伝達物質の代謝に関わる自閉症の新たな原因遺伝子を特定しました。日米の患者約300人のDNAを解析した結果、健常者と比較したところ、7家系10人の患者のGPR37に一定の変異が見つかり、この変異が細胞機能に悪影響を与えることを突き止めました。
かつて私の所属していた自治医大小児科学 桃井教授らの発表です。自閉症の要因となる原因遺伝子が特定されたことで、今後の新しい治療薬の開発や、自閉症のみでなく他の脳機能障害の解明という点においても大きな期待がもたれます。
自閉症の原因遺伝子特定 自治医大などの研究チーム/下野新聞 SOON/2013.01.06 より要約
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.01.04更新
2013年 あけましておめでとうございます
お正月はお休みをいただき、旅行にでかけました(院長ファミリー)。
意気揚々とでかけたまでは良かったのですが、元日早々、4歳のこどもが発熱38.5度、のどの痛み、嘔吐が出現しました

さては、ノロウイルスか

診察しようにも普段我が子には診察し慣れないので、なかなか診せてくれません

やっとのことでのどをみると、どうやら溶連菌か・・(注 疾患の詳細はHPで!)

ということで 一件落着したのですが、あらためて、休日体制でのお子様の急変に対する親心を痛感しました。
これから、インフルエンザを始め、冬の疾患の流行が本格的に始まると予想されます。マスク・手洗いうがいによる予防をお願いします

明日から本年の診療を開始いたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
投稿者: おおきこどもクリニック
2012.12.23更新
いよいよインフルエンザの患者様が増え始めました

。今のところ、A香港型が多いようです。
インフルエンザの検査は、綿棒で鼻水

を採取して行う迅速検査が主流ですが、従来のものだと発熱からだいぶ時間がたってから出ないと陽性にでないことが多くありました

。
そのため、当日は検査せずに、翌日にまたお越しいただくというケースが多くありました

。
そこで、今年は新しい検査機器を導入しました

発熱から早期でも診断できる可能性が高いというものです。
先日、ある患者様で発熱から2時間で調べましたが、しっかり陽性反応が確認でき、抗ウイルス薬を使ったらすぐに解熱したようです。
機械の進歩は目覚しい。これはわれわれにとっても患者さまにとってもうれしいことです

。
投稿者: おおきこどもクリニック
2012.11.12更新
今後とも、宜しくお願い致します。
投稿者: おおきこどもクリニック