2013.06.11更新
梅雨入り

したというけれど、あんまり雨が降りません

・・ 今年はいわゆる「空梅雨

」なのでしょうか?
しかし、確実に喘息発作

を起こす患者さんは増えています

。
どうして梅雨の時期は喘息をおこしやすいのでしょうか??
1. ダニが繁殖しやすい
相対湿度60-70%、気温25℃くらいの環境が、気管支喘息の大敵であるダニやカビが繁殖し易い環境であるため
2. 気候の変化が激しく、かぜをひきやすい
朝夕の気温や湿度の変化が激しく、汗を一杯かいたあとに明け方お腹をだして寝ているとかぜをひいてしまいます。それが引き金で喘息発作を起こすことがあります。
3. 低気圧が停滞
気圧がさがると肺の毛細血管の圧に変動が起こり、発作を起こしやすくするなどと言われています。
いずれにしても、用心することにこしたことはありません。皆様、くれぐれも体調管理にお気をつけください。
下の写真は、スタッフが作成したものです。季節ごとに手作りで院内に掲示してます。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.05.31更新
昨日、宇都宮ポートホテルで、「第9回宇都宮クリニカルカンファレンス」が開催され、「外来小児科診療の最近の知見」と題して講演を行ってきました。聴衆は主に宇都宮市内の開業医の先生で、小児患者も診察されている方々でした。医師としては先輩の先生方ばかりでしたので、大変緊張しました。何とか講演を終えたその瞬間から、とっても熱いディスカッションが始まり、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。参加された先生方の小児医療への真摯な態度と熱意には本当に頭が下がる思いでした。今回は自分も大変勉強になり、とっても良い機会でした。先生方と協賛の第一三共さんに深謝いたします。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.05.24更新
生まれたての赤ちゃんと最初の意思疎通・・・それは肌と肌を通じて行うタッチケア。
ベビーマッサージはお母さんが赤ちゃんとふれあい生命の尊さを実感することができる「心のコミュニケーション」です。
ということで、スタッフの畠山と共に、ベビーマッサージの資格を取得するために、講義を受けております。
ベビマのライセンスが取れましたら、クリニックでベビマ教室を開催する予定でおりますので、皆様よろしくお願い致します。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.05.18更新
先日、仕事をさらに活性化する目的で、スタッフ一同、オープンセミナーに参加してきました。
講師は「泉一也先生」でした。内容は豊富で、あっと言う間の2時間でした。ヒトは学習する能力に長けており、常にヒトとのコミュニケーションを大切にし、自らを分析し、内に秘めた自分のポテンシャルを如何に巧みに表現していくかというような展開でした。
とてもエキサイティングな時間を過ごせました! 皆様も泉先生のウィルビジョンのHPをご覧になるとよいかもしれません。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.05.11更新
昨年末に、当院のホームページを更新し、さらに最近当クリニックのFacebookを始めました! これまでtwitterとかmixiなどいわゆるSNSはやっていなかったので、いろいろ戸惑いはありますが、少しずつ進めていこうかと思っています。最近知ったのですが、最近ではLINE,チャットワーク、カカオトークなどメッセージアプリの方がfacebookなどのSNSを脅かす勢いだとか。こうなるともう全然ついていけません。携帯もポケベルもなく、電話と手紙で通信していたあの頃を懐かしく思うこの頃です。皆様、どうぞ当院Facebookに清き「いいね」の一票をお願いいたします。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.04.24更新
4月19日から21日まで、広島国際会議場等において第116回日本小児科学会学術集会が開催されました。
私もお休みをいただき、20-21日に参加してきました。東日本大震災や福島原発事故、中東や北アフリカの政情不安に加えて、昨今の東アジアの領土問題や北朝鮮の核問題など、多くの国際的問題を抱える中で、今回の広島での開催というのは、いろいろな意味で意義のあるものであり、平和と小児医療、こどもたちの幸せという点についてあらためて考えさせられました。
学会後は、宮島でちょっと息抜きしてきました。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.04.07更新
今週末も爆弾低気圧なる天候の荒れがありまして、喘息を含む基礎疾患をお持ちの方はさぞ過しにくい週末だったのではないでしょうか。
この週末に、勉強会に参加して参りました。ロタウイルスワクチンに関する内容がメインでしたが、喘息の治療についての話題もございました。
東京慈恵会医科大学 勝沼先生のお話でしたが、吸入ステロイドに関して、「間欠的吸入も有効かもしれない」との内容でした。
私は、平素よりぜんそく患者さまに対し、(必要があれば)常に忘れずに毎日吸入ステロイド薬(フルタイド、パルミコート、キュバール、アドエア、シムビコート)を継続してくださいとお話ししております。しかし、最近のデータによると、有症状のみの間欠的使用でもある程度吸入ス剤が有効であるとの報告があるようです。だからといって、すぐに止めていいですよというわけではなく、漸減する過程において中止もしくは休止するさいに、有症状時に間欠的にステロイド吸入を使用すると有効だろうということです。現治療を引き続きご継続してくださいますようよろしくお願いします。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.27更新
小山市・野木町にお住まいの方に朗報です!
平成25年度から、水痘・おたふくかぜの両ワクチンに助成金がでることになりました。
助成額は、水痘 4000円、おたふく 3000円です。1人につき1回までです。
対象年齢が違いますのでご注意ください。
小山市 1歳~5歳未満(5歳の誕生日前日まで)
野木町 1歳~3歳未満(3歳の誕生日前日まで)
水痘ワクチンは、予防効果を確実にするために2回接種が必要
1回目は1歳を過ぎたら早期に接種
2回目は3か月以上あけて2歳未満に接種することが望ましい
おたふくワクチンは、予防効果を確実にするために2回接種が必要
1回目は1歳を過ぎたら早期に接種
2回目は5歳以上7歳未満で接種するのが望ましい
詳細は当HP予防接種のページをみてください。
ご不明な点がございましたらご連絡ください。
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.26更新
三寒四温、桜は咲くは

、朝夕は冷える

はで体調を崩される方も多いようです。もうすぐ今年度も終わりです。4月で転居される患者様も多くいらっしゃるので、他院に紹介状を書くケースも多く、ちょっといそがしくなります。春は別れと出会いの季節ですね。先日、とってもうれしいことに、お別れだからと絵を描いてきてくれた子がいました。心から癒されました。そして励みになりました。
私たちは、職業柄普段は「またね」とか「また来てね」なんて言いにくいのですが、この場をかりて言わせていただきます。「また会えたらいいね!」
投稿者: おおきこどもクリニック
2013.03.20更新
少し前ですが、2月19日に日本小児科学会は、「小児肺炎マイコプラズマ肺炎の診断と治療に関する考え方」を発表しました。これは、2011年ごろから国内で流行が続く肺炎マイコプラズマ感染症(以下マイコプラズマ肺炎)において、マイコプラズマのマクロライド高度耐性化が進んでいることが報告されたことを受け、第一選択薬として推奨されているマクロライド系薬ではない抗菌薬が一般臨床において用いられるようになっていることを問題視したことによります。
つまり、最近、マイコプラズマに対する第一選択薬とされているマクロライド系抗菌薬(商品名:クラリス、クラリシッド、ジスロマックなど)が使われず、第二・三選択薬であるテトラサイクリン系薬剤など(ミノマイシン)などが使われたことを問題として、マクロライドを最初に使いなさいということです。
確かに昨年から当院でもマイコプラズマの患者さまをたくさん診察しましたが、マクロライドはあまり効かなかった・・家族内発症などでは、耐性菌とわかっているので年長児であれば最初からMINOとかトフスロキサシンを使いたいのですが・・
しかし、基本に帰り、抗菌薬の適正使用をしっかり行い、耐性菌の出現を少しでも減らすことが我々医師の使命ですね。
投稿者: おおきこどもクリニック